W杯個人総合首位の女王、高梨沙羅(クラレ)が2回合計257・8点で3連勝し、今季4勝目を挙げた。

 前日16日と同様、1回目はゲートを他選手より2段下げてスタートし、97メートルをマーク。2回目はゲートの変更はせず94メートル。ともにK点越えのジャンプをそろえて制した。それでも「今日は2本とも納得のいくジャンプではなかった」と、さらなる向上を目指し、反省を口にした。

 今季5戦中4戦で優勝と、好調をキープ。札幌大会では14年から6戦負けなしで、強さを見せる。「みなさんの応援のおかげでとてもいい風をもらって飛ぶことができ、楽しかったです。ありがとうございました」と地元ファンに感謝していた。

 その他の日本勢は伊藤有希(土屋ホーム)が2番手で11位、勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)が17位、岩渕香里(松本大)が18位と続いた。竹田歩佳(デンソー北海道)と松橋亜希(マンマーノフーズ)は予選落ちした。