シンクロナイズドスイミング日本代表合宿は12日、都内で公開された。チームの出場権のかかる五輪最終予選はリオデジャネイロ五輪本番会場で3月2日から始まる。この日は昨年11月から取り組むチームのフリールーティン(FR)を披露した。

 会場は屋外。先月下旬から約2週間のグアム合宿では雨、風の中で猛練習を敢行。ハイライトのリフト練習のときには竜巻のような突風が吹いたが、選手たちは耐えるなど、悪条件を克服するたくましさを身に着けた。エースの乾友紀子(25=井村シンクロク)は「過酷な練習を乗り越えて自信がついた。ステップアップできる合宿になった」と収穫を口にする。

 上位3カ国に五輪出場権も、ライバル・ウクライナを上回ることが五輪メダルにつながる。井村ヘッドコーチは「1位通過しか考えていない」と決意を口にした。