無良崇人(25=洋菓子のヒロタ)が自己ベストの89・08で4位につけた。

 会場の台北アリーナは、前々回の4大陸で初優勝を飾った思い出の場。「僕の中では相性がいい」と、得点につなげた。

 心残りは連続技の2つ目のジャンプで回転不足を取られた点。冒頭に4回転-3回転の予定だったが、4回転トーループが「あまりにきれいにいきすぎて」単発に。急きょ後半に組み込まれた3回転ルッツに3回転トーループを付けたが、うまくいかず。「最初に跳んでおけばよかったな」と悔やんだ。

 2位宇野との差は、3・91点と近い。2年ぶりの表彰台へ「上も下も僅差。その中で、競り勝つことを目指す」と気を引きしめた。