日本が世界王者英国に挑む。4日に開幕する男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(デ杯)世界グループ1回戦日本-英国の事前会見が2日、英国バーミンガムで行われ、植田実代表監督は「シングルス4試合の内、3試合を取りに行く」と、打倒英国への対策を明かした。

 英国は昨年、同2位のA・マリー(28)を軸に、36年以来79年ぶりに優勝。今回もエースは健在で、日本が勝つためには、打倒A・マリーしか道はない。今回のコートは「(球足が)遅い。引っかかる感じがする」(錦織)。ストローク戦が多くなることが予想され、ラリーを中心に組み立てる錦織にはリズムがつかみやすい。植田監督も「今回、錦織はマリーに勝てるチャンスが十分にある」と期待を込める。

 日本と英国は、過去、31年に1回対戦があるだけ。その時は日本が0-5で完敗した。

 デ杯は、3日間でシングルス4試合、ダブルス1試合の計5試合を戦い、先に3勝した国が勝利となる。今対戦に勝った国は、セルビアとカザフスタンの勝者と、7月15日から準々決勝を戦う。敗れた国は、9月16日から、世界グループ残留をかけ、入れ替え戦を行う。

 ◇WOWOW放映予定 4日午後9時55分~、WOWOWプライム。5日午後10時55分~、6日午後9時55分~、ともにWOWOWライブ。すべて生中継。10日ハイライト。午後7時~、WOWOWライブ。