羽生の激怒騒動が収束した。フィギュアスケートの世界選手権で2年連続の銀メダルを獲得した羽生結弦(ANA)は3日、取材に応じ、公式練習中にデニス・テン(カザフスタン)に進路を妨げられ激高した件で、テンと握手し和解したことを明かした。

 羽生は「彼自身苦しさもあっただろうし、もちろん僕にもあった。この試合で和解したいと思っていたので、握手しましたし、お互い気をつけようと話しました」と説明した。

 ショートプログラムを控えた3月30日、羽生の曲をかけた練習中にテンがリンク中央でスピンを続け、羽生の滑りを妨害する形になった。その場で羽生は「それはねえだろ、お前」と激怒。その後も「ビデオでも見たけど、あれはたぶん故意だと思う」と話していた。