南アフリカのムバルラ・スポーツ・余暇相は25日、国内のラグビー、陸上、クリケット、ネットボールの4つの競技団体に対し、国際大会の招致を少なくとも1年間禁じる通達を出したと明らかにした。

 黒人選手の起用が十分でないことが主な理由で、ラグビーの2023年ワールドカップ(W杯)の招致も乗り出せない見通しとなった。英BBC放送などが報じた。

 同国の政府は14年にサッカーを含めた5団体に対して黒人選手の参加拡大で改革を求めたが、サッカー以外は目標を達成できていないと判断。同相は「4団体の国際大会招致への権利を取り消した」と声明を出した。