卓球のリオデジャネイロ五輪シングルスに女子の石川佳純(23=全農)、福原愛(27=ANA)、男子の水谷隼(26=ビーコン・ラボ)、丹羽孝希(21=明大)の出場が5日、決定した。

 国際卓球連盟(ITTF)が5月の五輪シングルスランキングを発表し、4人は各大陸予選で出場権を得た選手を除いた上位22人に入り、出場条件を満たした。

 この日、JA全農チビリンピック2016にゲスト参加した石川は、チビリンピック小学生卓球選手権大会で子どもたちへの実技指導や、女子マラソン04年シドニー五輪金メダリスト高橋尚子さん(43)と餅つきを行うなどして大会を盛り上げた。出場正式決定に「日本代表として、しっかりとしたプレーができるように準備したい。目標は金メダル」。髪も明るい色にイメージチェンジし「自分自身の気持ちも新たにしたかった。プレーだったり、気持ちだったり、新しいことに挑戦していきたい。目標は金メダルです」と強気に言い切った。

 日本は3人で臨む団体の出場権も獲得し、女子の伊藤美誠(15=スターツ)、男子の吉村真晴(22=名古屋ダイハツ)も団体メンバーとして五輪出場が決まった。伊藤は04年アテネ五輪に日本の史上最年少で出場した福原と同じ15歳での五輪代表となる。

 福原はアテネ五輪から4大会、水谷は3大会、石川と丹羽は2大会連続出場。伊藤と吉村は初出場となった。