車いすテニスの世界国別選手権が23日、東京・有明テニスの森公園で開幕した。初優勝を狙う日本女子は初戦でタイと対戦した。2番手で出場した日本のエースで世界ランク3位の上地結衣(22=エイベックス)が6-2、6-1でストレート勝ちを収めるなど2-1で快勝した。

 リオデジャネイロ・パラリンピックのメダル候補の貫禄だろう。先勝した堂森に続き2番手で登場した上地は、わずか3ゲームしか失わなかった。シングルスとダブルスを制した前週のジャパンオープンの疲労が残っていたというが「落ち着いて、集中できた」。目下、9月のパラリンピックに向けてバックハンドのトップスピンを習得中。「今日は使わなかったけど、パラリンピックでは使う」と、すでに先を見据えていた。