日本女子は3位決定戦でロシアに2-1と勝利し、3位となった。シングルスの1番手に登場した田中愛美(19=ブリヂストンスポーツアリーナ)が敗れたものの、シングルス2番手の世界ランク3位のエース上地結衣(22=エイベックス)が、6-1、6-2で圧倒。続くダブルスでも二條実穂(35=シグマクシス)とペアを組み、6-4、6-1のストレート勝ちして、リオデジャネイロ・パラリンピック金メダル獲得に弾みをつけた。

 上地結衣 東京で3位。最後に勝つことができてホッとしている。課題はバックハンドのスピン。リオでしっかり使うことができるようにするために、今後の数少ない試合ではありますは、いろいろなプレースタイルの相手に使っていくことが大事だと思います。

 二條実穂 今大会を通して2試合しか出られなかったが、プレッシャーの中での戦いだったので、その経験はパラリンピックに向けても、いい経験になった。今日のダブルスでの自分の仕事は上地選手に決めてもらうボールを打つことだと思っていた。それはできてよかった。

 田中愛美 シングルスデビューだったので緊張した。自分自身は勝てなかったが、3位という結果を残せたのはよかった。先輩方と一緒のチームで戦えたことは、次への経験になると思う。

 堂森佳南子(40=ケイアイスター不動産) チームは3位になったが、準決勝の大事なダブルスで貢献できなかったので悔しい。この大会が終わったら、来週の火曜日から3週間、試合が続く。リオデジャネイロ・パラリンピックに向けて、今大会の悔しい思いを生かしたい。