リオデジャネイロ五輪代表で女子48キロ級の近藤亜美(三井住友海上)が優勝した。決勝でロンドン五輪覇者のサラ・メネゼス(ブラジル)に寝技で一本勝ちした。

 近藤は初戦の2回戦を指導1つの差で競り勝つと、勢いに乗って頂点に駆け上がった。

 「海外で弱いと言われていたのが悔しくて、今大会はどんな形でも勝ちたかった」と破顔した。

 五輪に向けた腕試しとする選手も多い中で勝利にこだわった。「みんなは調整だろうけど、自分はそんなことは言っていられない。全部全力でやらないと」と必死さを強調した。