「東京五輪の星」たちがリオデジャネイロ五輪代表不在の大会で躍動した。

 男子フリースタイル125キロ級では19歳の山本泰輝(拓大)が初優勝。同74キロ級でも、20歳の奥井真生(20=国士舘大)が決勝で山崎弥十朗(19=早大)を下して初優勝した。

 グレコローマン130キロ級は園田新(21=拓大)が3連覇し、同66キロ級では高橋昭五(21=日体大)が初優勝。フリー86キロ級で4年連続5回目の優勝を果たした松本篤史(28=ALSOK)、グレコ85キロ級で3回目の優勝を果たした天野雅之(27=中大職)以外の4階級を大学生が制した。

 女子は、63キロ級で栄希和(22=ジェイテクト)が昨年の60キロ級に続く優勝。同75キロ級はリオデジャネイロ五輪代表の座を逃した鈴木博恵(28=クリナップ)が72キロ級を含めて最重量級を5連覇した。