リオデジャネイロ五輪出場を逃したバレーボール男子日本代表のエースで中大3年の石川祐希(20)が大学に籍を置いたまま世界屈指のレベルを誇るイタリア1部リーグのラティーナでプレーすることが4日、関係者への取材で分かった。期間は全日本大学選手権終了後の12月中旬から来年3月末までの予定。近く記者会見して公表する。

 イタリアでのプレーは大学1年時、モデナでプレーして以来2度目となる。ラティーナは昨季1部のレギュラーシーズンで12チーム中8位。強豪モデナでは出番が少なく、今回はプレー向上のため先発出場を優先して中堅クラブを選んだ。191センチ、74キロの石川は鋭いスパイクが武器で2020年東京五輪での活躍が期待される。リオ五輪出場を逃した後、「全てにおいて成長しないといけない」と世界のトップ選手が集う欧州でのプレーを希望していた。

 愛知県出身の石川は愛知・星城高時代に全国高校総体、国体、全日本高校選手権を2年連続で制し、代表では昨年のワールドカップ(W杯)で活躍した。