フランス1部リーグ「トップ14」の強豪トゥーロン移籍が決まったFB五郎丸歩(30)が25日、横浜・日産スタジアムで開催された「五郎丸歩×アサヒビール All for One! プロジェクト『ラグビー教室』」に参加した。約200人の子どもたちと一緒にプレー。同会場は19年ラグビーW杯日本大会決勝の地でもあるが「僕自身はなんとも思わないですが、子どもたちが3年後にテレビを見て、ここでプレーしたんだなと思ってくれたらいい。その先にラグビー選手を目指してくれるこどもたちが出てきたらうれしい」と笑顔を見せた。

 今季所属したスーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)では、5月21日のサンウルブズ戦で右肩鎖関節を脱臼し、離脱した。手術後はリハビリを続けており、この日は準備運動で肩を大きく回すなど、順調回復もアピールした。子どもとの交流ではあるが、試合にも“復帰”。終了後には父母や子どもたちの目の前で五郎丸ポーズとキックも披露する演出も行った。

 ラグビーを通じてスポーツの魅力を伝えることは、五郎丸の夢でもあり「今後もできるだけやりたい」と、世界各国でラグビー教室などを継続する意向も明かした。子どもたちには「ラグビーだけではなくて、いろいろなスポーツをやることも必要。たくさんのスポーツをやって仲間の大切さなども学んでほしい」とメッセージを贈った。