リオ五輪の競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(28=Jaked)が21日、11年から支援を受けている水泳用品専門メーカーのフットマーク(東京・墨田)で開かれた祝勝会に参加した。

 祝勝会では、会社近くのケーキ店に特注したお祝いケーキが出席者に振る舞われた。「50人分」(担当者)という特大サイズを前に、金藤は少し迷ってから金メダル風のチョコを手にした。本物の金箔(きんぱく)が貼られたというチョコに驚き「金箔(きんぱく)?」と確認していた。

 また、五輪の決勝の映像を自身の泳ぎを解説しながら社員と観戦。フィニッシュ時にした控えめなガッツポーズについて「今までの五輪より遅かったから、これでいいのかと思った」と振り返った。

 その後は社員からの質問コーナーに。「水泳以外にやってみたいことは」と尋ねられ、迷ったあげく「水泳をやります。クロールを速くなりたいです」と答えて笑いを誘っていた。最後に出席者から花束をもらうと、うれし涙を流した。「世間から見るとスポンサーように思えるかもしれないが、私にとっては応援団」と、感謝の思いを口にした。