本郷理華(20=邦和スポーツランド)が「大人の演技」を誓った。

 フィギュアスケート、オータムクラシックシニア女子の前日公式練習が29日、カナダ・モントリオールで行われた。本郷は今月9日に20歳になったばかり。練習後には「20歳になり、何でも自分でやらないといけないと思う。練習でも『しんどいから、できないや』と甘えないように。演技も、大人っぽい演技が出来るように」と笑顔で“20歳”の目標を語った。

 35分間、本郷はリンクいっぱいを使って滑りながら、何度も3回転ルッツや、連続ジャンプを確認。30日のショートプログラム(SP)で滑るのは、荘厳なクラシック曲「カルミナ・ブラーナ」。振り付けは、羽生など多くのトップ選手を手掛けるシェイリーン・ボーン氏に初めて依頼した。世界選手権の直後にカナダ・トロントに赴き、振り付けを決めたが、今夏のアイスショー後に、あらためて2人で細かい点を修正した。「表現が難しいが、格好良く滑り、しっかりジャンプも決めたい」と意気込み十分だった。