男子テニスで世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が22日、スイスのバーゼルで24日に開幕するスイス室内を前に取材に応じ「いい選手が出場してくるし、簡単な試合にはならないと思うが、なるべく優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを口にした。

 第3シードの錦織は1回戦で世界78位のドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)と対戦する。

 錦織は5日の楽天ジャパン・オープン2回戦で臀部(でんぶ)を痛めて途中棄権。その後のマスターズ上海大会を欠場し、これが復帰戦となる。「もう100パーセント、治っていると思う。あんまり長引かず、1週間ちょっとで練習も再開できた。今のところ、フィジカル面の問題はない」と不安は感じていない様子で、明るい表情ものぞかせた。

 昨年のバーゼル室内は右肩の痛みで欠場。今回は世界ランクのポイントを上積みする絶好機だ。「なるべく上で終われるようにしたい。グランドスラムや大きな大会で上に行くには(世界ランク)4位以内にいないと。そこも視野に入れて頑張りたい」と語った。