【シカゴ(米国)23日(日本時間24日)=高場泉穂】グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカで6位だった浅田真央(26=中京大)が23日のエキシビション後に取材に応じ、次戦のGPフランス杯(11月11日開幕、パリ)でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦したいと明かした。

 左膝痛による調整の遅れで、今季初戦のフィンランディア杯に続いて2戦連続でトリプルアクセルを回避した。世界選手権出場のかかる12月末の全日本選手権をめどに跳びたいと話していたものの、一晩考えた末に、「次のフランス大会ではアクセルも3-3(3回転ジャンプの連続技)も入れる勢いでやっていかないといけない」と思い直した。

 GPファイナル出場が厳しくなった分「逆に思い切ってできる。それが全日本につながる」。最高レベルの演技を「早くできるようになりたい」と募る思いを語った。