世界空手連盟のエスピノス会長は25日、オーストリアのリンツで行われた総会後に取材に応じ、追加種目として2020年東京五輪で実施される空手の組手男女3階級の体重区分について、男子は75キロ超級と75キロ級、67キロ級、女子は61キロ超級と61キロ級、55キロ級で実施する基本方針をまとめたことを明らかにした。

 今後は世界連盟の理事会で最終案をまとめ、国際オリンピック委員会(IOC)と協議して最終決定する予定。

 空手組手は世界選手権では男女5階級で行われているが、東京五輪では同3階級で実施することが決まっている。エスピノス会長は「最終案ではないが、われわれが現時点で考えている案だ。(関係者の)反応も良かったように感じた」と話した。

 組手と形の各種目に10ある出場枠については、日本に開催国枠1つを与えた上で、世界ランキング上位や世界予選などで決める方針を示した。