日本バレーボール協会は26日、都内で男女日本代表の監督就任会見を行った。木村憲治会長、男子の中垣内祐一新監督(48)、女子の中田久美監督(51)の3名が出席した。

 12年ロンドン五輪での銅メダル以来2大会ぶりのメダル獲得を目指す女子を率いることになった中田監督は「リオではメダルを取れなかった。今回を最後に引退する選手も、リオをスタートにする人もいる。客観的に厳しい状況であるとわかっているからこそ、やらなきゃいけないんだと思った。私のバレーボール人生の最後をかけたい」と力強く決意表明した。

 低迷する男子の復権を任された中垣内監督は、新日鉄住金での3年間の社業を経て今季から国内Vリーグ堺のGMとして現場に復帰。過去には週刊誌で不倫報道を報じられるなど「ご迷惑をおかけした」と代表監督に推薦された際は葛藤もあったというが、「自分が育てられた日本代表であるということ、若い選手を育ててメダルを取らせたいという気持ちになっていった。自分がふさわしいかは…ほかにも多数をいると思うが、こうなった以上はしっかり腰を据えて強化に当たりたい。自分にできることがあるとするならば恩返しだということで決めた」と受諾への思いを語った。