GPファイナル3連覇中の羽生結弦(21=ANA)は79・65点で4位と出遅れた。

 冒頭の4回転ループは回りきれず、右ひざをつき着氷。続く4回転サルコー-3回転トーループの連続技も失敗した。演技後は「くやしい。しょうがないです。切り替えます」と笑みを浮かべながら話し、「フリーは(ジャンプを跳ぶ)チャンスがたくさんある」と気持ちを切り替えていた。

 無良崇人(25=洋菓子のヒロタ)は、そつなく演技をまとめ81・24点で2位も「すっきりしない感じ」。パトリック・チャン、羽生ら優勝候補がミスをする中「自分が流れを断ちきろうと思い、丁寧にやろうとする気持ちが強すぎた」と反省した。

 ソチ五輪銀のパトリック・チャン(カナダ)が90・56点で1位。ケビン・レイノルズ(カナダ)が80・57点で3位に入った。