今年の全日本インカレバレー男子は、関東リーグ秋優勝の中大が3年連続最多15度目の優勝を狙う。全日本男子メンバーとして昨年のW杯、今年の五輪最終予選で活躍した石川祐希(中大3年)に注目が集まる。

 打倒中大に燃えるのが、東日本インカレを制した日体大。18日、都内で行われた記者発表には、峯村雄大主将(4年)が出席し、全日本インカレでの2冠目奪取を誓った。

 日体大は3~6日の4日間、長野・飯山市で合宿した。峯村は「基本のパス、つなぎを見直した。山奥の体育館でバレーボールに集中した」と言い、「男子各チームの力は拮抗(きっこう)しているので、秋リーグの後、どれだけ力をつけたかが勝負を分ける」と合宿の成果に自信を見せた。そして、「信頼、団結、闘志を忘れずに優勝を狙う」と語気を強めた。

 第69回秩父宮賜杯を目指す男子大会は「ミキプルーンスーパーカレッジバレー2016」として、29日~12月3日、名古屋市稲永スポーツセンターほかに64校が出場。春秋とも中大に土をつけた東海大、秋は6位ながら春優勝の筑波大も有力だ。西日本勢では、西日本インカレで4年ぶり8度目の優勝を飾った東亜大が上位をうかがっている。