女子シングルスでリオデジャネイロ五輪代表で14年覇者の山口茜(19=再春館製薬所)が2年ぶりの優勝を逃した。12年ロンドン五輪代表の佐藤冴香(25=ヨネックス)と対戦。第1ゲームを18-21で落とすと、第2ゲームは接戦に持ち込んだが、終盤ミスから4連続失点を喫して0-2のストレートで敗れた。勝った佐藤は初優勝。

 2年ぶりの優勝はならなかったが、山口に悲壮感はない。「高校生ではなく社会人になって、相手が向かってくるようになった。決勝まで進めてよかった」と合格点を出した。2週後には世界最高峰スーパーシリーズファイナル(14日開幕、ドバイ)に挑む。五輪後はスーパーシリーズの韓国、デンマーク・オープンを制覇。もともと勝負より、バドミントンを楽しむ気持ちが強かったが「(世界の)上に行くために勝ちたいとの思いが強くなった」と同シリーズファイナルを待ち遠しそうに言った。