日本卓球協会は10日、都内で理事会を開き、プロアマ混合の新リーグ「Tリーグ」の設立準備を始めることを承認した。来春にリーグの統括機構を立ち上げる。星野専務理事は「トップから底辺まで集まるリーグ」と説明。既存の実業団と新規のプロクラブが混在する形で1部相当のT1リーグ(仮称)は6~8チームで18年秋開幕を目指す。

 新規のプロクラブは、JリーグやBリーグのクラブとの連携を模索する。プロリーグ設立検討準備室の松下室長は<1>1チームは6~8人<2>ホームスタジアムは2000~3000人規模<3>年間運営費は1~1・5億円程度<4>チームに世界ランク50位以内の選手1人が必要、など構想の一端を披露。実現に向けて「Jリーグ、Bリーグのお力を借りて、クラブを立ち上げることができれば」と話した。

 リーグ日程は国際大会と重複しないように調整する。星野専務理事は「トップ選手がなるべく国内でプレーして多くの人に見てもらいたい。強化、普及につながる」。開幕1年前の17年秋までに詳細を決める方針。今後は既存の実業団、トップ選手との交渉、大物外国人選手参加などハードルをクリアする必要がある。