今年の漢字「金」に近づいた-。卓球の世界ジュニア選手権の男子シングルスを最年少13歳で制した張本智和(エリートアカデミー)が12日、羽田空港に帰国した。世界ジュニア開催地の南アフリカから休む間もなく、ドーハで開かれたワールドツアー・グランドファイナル(21歳以下の部)に出場してからの帰国。テレビカメラ5台など多数の報道陣を前に「びっくりしました」と驚きの表情を浮かべた。

 6月にはワールドツアーの荻村杯の21歳以下でも史上最年少優勝するなど、成長した1年。「東京五輪の金メダルが近づいた。今後も優勝していきたい」と今年の漢字でもある「金」はしっかりと視野に入った。身長は6センチ伸びて169センチ、足のサイズも1センチ以上伸びて27・5センチと体の成長も続く。来年はシニアの世界選手権出場が目標。23日からは選考会(福島・郡山)に出場する。