昨年、予選を勝ち上がり、4大大会デビュー戦となった全豪で3回戦に進んだ世界48位の大坂なおみ(19=日清食品)が2時間26分の激戦を制し、2回戦に進んだ。

 同183位で主催者推薦のアジア枠で出場のラクシカー・クムクム(23=タイ)を6-7、6-4、7-5の逆転で下した。「昨年はチャレンジャー。でも今年は緊張した。負けたくなかった」。

 大坂は相手のカウンターに完全にはまり、ストロークでなかなかポイントが取れず。特にパワーショットも、逆にカウンターで決定打を奪われ、いらいらが募った。15年にはストレート勝ちをしていたが、今日は「(相手は)すごく上手だった。マジよ」。また、2週前に痛めた左手首の影響で、バックハンドがうまく使えず「自信がなかった」と苦しんだ。

 しかし、それでも最後まで自分のパワーテニスを貫き、3度目のマッチポイントで、相手のバックハンドを吹き飛ばし勝った。

 2回戦では、世界9位のコンタ(英国)と対戦する。対戦成績は大坂の0勝1敗。【吉松忠弘】