卓球のリオデジャネイロ五輪男子シングルス銅メダルの水谷隼(27=ビーコン・ラボ)が、今年設立される香港リーグに参戦する可能性が高まった。4日、都内で出身の明大卓球部の五輪メダル獲得記念祝賀会に出席し、7月に開幕する同リーグへの参戦について「誰かがチャレンジしないと」と心境を明かした。

 世界トップクラスの男女各12人が集結する香港リーグは賞金総額150万ドル(約1億7300万円)。選手個人のプロモーションビデオを作成するなど、サッカーやテニスのように盛り上げていく意向があるという。水谷はまだ結論を出していないが「前向きに考えている」と言い、日本協会が18年秋から移行を目指す新リーグに「還元できるかもしれない」と続けた。

 13年からプレーするロシアリーグの参戦は継続。7~12月まで毎月1回の香港リーグと、国際連盟主催のワールドツアーも含めると週末がほぼ試合で埋まる過密日程となるが、ドイツ、中国、ロシアに続くプロリーグへの挑戦心は強い。