七十七銀行の内定選手として1部最下位で出場した2年前の入れ替え戦は、荒木茜羽(あかね、20)とコンビを組んで敗退。降格の憂き目に遭った。「人生で一番悔しかった。自分が2部に落としてしまった。自分の力で上がる」と強い決意を示す。メールなどで頻繁に連絡を取り合う佐藤からは「早く1部に上がって来なさい」とハッパをかけられている。“姉”が所属するヨネックスと同じ最高峰の舞台へ。2年分の思いをラケットに込める。【久野朗】

 ◆木戸よし美(きど・よしみ)1992年(平4)7月29日、仙台市生まれ。木町通小3年時に、あおばイーグルスでバドミントンを始める。福島の富岡一中-富岡高と進み、全日本中学大会で団体3位。高校では2年時に全国選抜、全国総体、国体とも複8強。日体大4年時には全日本大学選手権の混合ダブルスに優勝。167センチ、56キロ。家族は両親と姉、兄。

 ◆七十七銀行バドミントン部 92年創部。S/Jリーグに名称変更する前の日本リーグ1部には、03年昇格。翌04年の4位が過去最高成績。12年から3年連続最下位と低迷し、14年の入れ替え戦に敗れて、15年に2部に降格した。練習拠点は七十七銀行中山体育館で、バドミントン専用コートが6面ある。

 ◆入れ替え戦試合方式 第1複、単、第2複の順。第1複、単で勝敗が決した時点で試合は打ち切られ、リーグ戦とは異なり第2複は行わない。会場は東京・立川市柴崎市民体育館。