サーフィン、スノーボード、スケートボードで活躍した選手を表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2017」が17日、都内で行われた。2012年にアクションスポーツの普及、発展を目的に設立された一般社団法人日本アクションスポーツ連盟(JASA)主催のイベントで、今年で4回目。サーフィン部門は、男子が五十嵐カノア(19)、女子は川合美乃里(16)がMVPに選ばれた。

 五十嵐は20年東京五輪での活躍が期待され、16年は最高峰のワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)に日本で唯一参戦。最終戦「パイプマスターズ」(米ハワイ)では準決勝で年間王者11度のケリー・スレーター(米国)を破り、準優勝に輝くなど、活躍が評価された。オーストラリアでの試合のためイベントは欠席となったが、ビデオメッセージで「今年はチャンピオンシップツアーでトップ10に入ることが目標です」と17年の意気込みを語った。

 スケートボードは男子が堀米雄斗(18)、女子は西村碧莉(15)がMVPを受賞。堀米は「今年は海外で認められるように活躍したい。日本人でも海外の選手に勝てるんだという意識で戦っていきたい」。西村は「海外のスケーターと比べるとまだまだ練習量が足りない。東京五輪の種目に決まって周囲の目も変わってきたが、そのプレッシャーを良い方向に変えてやっていきたい」とコメントした。

 スノーボード部門は男子がプロスノーボーダーの国母和宏(28)、女子は今月の世界選手権(スペイン・シエラネバダ)で銅メダルを獲得した鬼塚雅(18)がMVPに選ばれた。