男子テニスの国別対抗戦デ杯で日本代表を世界の8強に導いた植田実監督(59)が退任することが24日、分かった。2005~09年には女子フェド杯でも指揮を執った植田監督は日本協会の強化本部長を兼務しており、多忙であることなどを理由に2月の同協会常務理事会で辞表を提出していた。4月中にも新監督を決める方針。

 植田監督は12年12月に就任。エース錦織圭(日清食品)らを率い、13年9月にデ杯で世界の上位が争うワールドグループ(WG)に2年ぶりの復帰を果たした。14年に現行のWG史上初の準々決勝進出を成し遂げたが、ことし2月のWG1回戦では錦織欠場もあり、フランスに敗れていた。

 日本協会は24日の評議員会で、福井烈常務理事(59)の専務理事就任を承認した。6月の臨時理事会で最終決定する。