お家芸の最強軍団がタッグを組んだ。柔道女子日本代表が10日、都内でレスリング女子日本代表と合同練習を行った。レスリング場で五輪3連覇の吉田沙保里(34)の母校で現在副学長を務める至学館大の校歌熱唱から始まるアウェーモード。レスリングからは土性沙羅や川井梨紗子のリオ五輪女王らも参加しペアを組んでスパーリングや投げ技などを約2時間行った。

 今夏の世界選手権(ブダペスト)に出場する48キロ級の近藤亜美は「柔道着でないため釣り手が持てず投げきれなかった。間合いもなく外国人対策に生かせるかも」と話した。なぜか終盤では日本レスリング協会の栄強化本部長の発案で両代表の相撲対決10本勝負となり、柔道に軍配が上がった。