ソフトボール女子の国際試合、6月の日米対抗に出場する日本代表の主力選手が17日、2020年東京五輪の主会場となる横浜スタジアムで記者会見し、34歳のエース上野由岐子(ビックカメラ高崎)は「会場の雰囲気をしっかり味わい、五輪をイメージして戦いたい」と意気込みを語った。23、24日の第1、2戦は東日本大震災の復興支援として仙台市シェルコムせんだいで、25日の第3戦は横浜スタジアムで開催される。

 東京五輪の追加種目として復帰が決まり、ライバル国と真剣勝負できる貴重な機会となる。08年北京五輪金メダルメンバーの山田恵里主将(日立)は「もう一度、金を取りたい。20年五輪につながる戦いがしたい」と決意を新たにした。

 投手で17歳の勝股美咲(岐阜・多治見西高)らも初選出され、若手とベテランの融合がチームの鍵を握る。宇津木麗華監督は「五輪に出場できる若手投手を育て、打力も磨きをかけたい」と課題を挙げた。