6月に役員改選を控える日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(69)の再選が確実な情勢であることが19日、複数の関係者への取材で分かった。国際オリンピック委員会(IOC)委員も務める竹田氏は2001年から会長を務めており、続投が決まれば10期目となる。関係者は「再選は間違いない」と述べた。

 JOCの役員候補者選考委員会は19日に開いた第1回会合で、竹田氏を学識経験者枠の次期理事候補として6月の評議員会に推薦する方針を決めた。競技団体の推薦を受けた候補者も大枠が固まり、現職が中心となる見通し。2020年東京五輪を3年後に控えて対抗馬は見当たらないという。

 会長は評議員会で選ばれた新理事の互選で決まる。任期は2年。