違法カジノ店で賭博をして日本バドミントン協会から無期限試合出場停止とされた桃田賢斗(22=NTT東日本)の処分が15日、解除された。

 同日、復帰戦となる27日からの日本ランキングサーキット大会(さいたま市)の男子シングルスにエントリーした。

 桃田選手は所属先を通じて「これまで皆さまにご心配とご迷惑をお掛けしたことに対し、大変申し訳なく思っております。これからも、一層バドミントンに真摯(しんし)に取り組み、皆さまに応援される選手になれるよう日々精進してまいります」とのコメントを発表した。関係者によると、この日は終日、千葉県市川市の体育館で練習したという。

 男子シングルスで元世界ランキング2位の桃田選手は、同僚の選手と違法賭博をしていたことが昨年4月に発覚。メダル獲得が期待されたリオデジャネイロ五輪に出場できなかった。所属先から受けた30日の出勤停止処分が明けた昨年5月30日に練習を再開し、ジュニア選手への講習会参加など社会貢献活動を継続してきた。今春には日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長らとも面談し、反省の姿勢を示していた。