車いすテニスのジャパンオープン第4日は19日、福岡県飯塚市の筑豊ハイツで行われ、女子シングルス準々決勝でリオデジャネイロ・パラリンピック銅メダルで今年の全豪女王の上地結衣(23=エイベックス)が、第6シードのルーシー・シューカー(英国)を6-3、6-1のストレートで破り、準決勝進出を決めた。

 上地が全豪優勝、世界ランク2位の実力を見せつけた。両サイドラインに吸い寄せられるようなクロス、ダウンザラインでシューカーを翻弄(ほんろう)。今年になって重点的に練習しているバックのトップスピンもコートの隅に吸い寄せられた。「技術のある選手ですが揺さぶりにも対応できました。初戦よりは評価できる内容」。コートとの感覚のズレも1試合で修正し大会5連覇へM2。準決勝ではサコーン(タイ)と対戦する。