フリースタイルスキー・ハーフパイプ女子で3月の世界選手権を制した小野塚彩那(29=石打丸山ク)が28日、アメリカのマンモスマウンテンで行われる強化合宿への出発前に成田空港で取材に応じた。

 雪上で行われる今回の合宿では「基礎の部分に時間を割いて、完成度を上げていきたい」と目標を掲げた。

 4月20日には、スキー板がリップ(飛び出し口)に引っ掛かり、背中から落ちるけがをした。「大したことはないし、かなり良くなってきている。からだの様子を見ながら、練習したい」と話した。けがの後、雪上練習は今回の合宿が初となる。

 これから新技を演技に組み入れることも検討しているが、今はけがをしないことを前提とし「新技を入れる前の段階」と位置づけている。