ノルディックスキージャンプ女子の高梨沙羅(20=クラレ)が22日、羽田空港からスロベニアでの合宿へ向けて、出発した。

 平昌五輪まで残り5カ月。「時間は限られている。ベストを尽くし、内容の濃いものにしたい。ベースを作っていきたい」と語った。基礎体力の強化やスムーズに体を連動させることなどに重点を置く。「付けた筋肉をスピード感があるものに変えていきたい」と話した。

 現役を引退した女子ゴルフの宮里藍さん(32)や女子テニス伊達公子さん(46)からも刺激を受ける。「人に影響を与えられるスポーツ選手は一握りだと思う。違う競技でありますが、元気や勇気をもらった。私もキラキラ輝ける女性アスリートになりたい」。5カ月後の大舞台で輝けば、その影響力は大きくなる。そのために万事を尽くす。