前回の全国大会4強の桐蔭学園が、3年連続16度目の全国大会(12月27日開幕、大阪・花園)への切符を手にした。

 前半2分、CTB竹下日向(3年)のトライで先制する。1トライを許し迎えた同21分。自陣ゴール前でのスクラムで押し込みターンオーバーし、プロップ山本耕生(3年)が持ち出してトライを決めた。スクラムの要であるプロップの細木康太郎(3年)は「練習中から、スクラムで少なくとも1本はターンオーバーしようと決めていた。このスクラムの前に、フロントローの3人でここ1本取って、流れを変えようと話した」とうれしそうに言った。このトライから一気に流れを引き寄せ、桐蔭学園は6連続でトライを決めた。

 花園に向けては「去年はけがをしていたのもあって、勝つという強い気持ちが持ち切れていなかった。今年は絶対に勝つ情熱をもって戦いたい」と意気込んだ。