日本ボクシング連盟の山根明会長(78)が元暴力団組長と会長就任後も親密交際をしていたことを認めた。5日放送の「報道プライムサンデー」の直撃に3年前までの交友を否定せず「まずいこと(は)ありません。昔から何十年前からの関係ですから。お茶ぐらい飲んでいます。アルコールも飲んでいます」と語った。あくまで個人のつきあいで「あの人の力を借りてどうのこうの一切、してませんから」と続け、問題にはならないと独自の論理を強調。この日、大阪市内の自宅前でも「テレビで全部発表しています。同じ事を何度も聞かれても困る」と発言内容を否定しなかった。

 同会長は4日、本紙の取材に若い時に知り合ったこの男性と「お付き合いはありました」と明言していた。「舎弟とか、正式な杯も受けてません」「正式な組員ではありません」と構成員ではなかったことで問題視していなかったが、連盟トップに就任後も交際があったことは、道義的責任として大きな疑問が残る。