卓球男子で世界ランキング6位の張本智和(15=エリートアカデミー)が15日、欧州遠征から羽田空港に帰国した。

今遠征ではワールドツアーの2大会に出場。2大会目のオーストリア・オープン準々決勝では、過去の対戦で1度も勝利していない世界ランキング2位の許■(中国)に2-4。負けはしたが、要所で練習してきたフォアハンドが決まるなど、相手を追い詰める場面も多く、収穫の多い試合となった。

「スウェーデンOPで1回戦で負けた反省を生かせた。全体的に自分の方が試合をコントロールできた。ミスを少なくすれば上位とも戦える」と手ごたえを伝えた。

大会後はドイツでプチ合宿を積むなど、今に甘んじることなく先を見据えている。今後は、17、18日から再開するTリーグに参戦し、12月13日開幕のワールドツアー・グランドファイナル(韓国)で世界の頂点を目指す。今年はワールドツアーのほかに10月に開幕したTリーグ、さらにユース五輪、ワールドカップなどに参戦と超ハードな日程をこなしてきた。疲れも心配されるが「体は大丈夫です。すべてが(20年)東京オリンピック(五輪)につながっていると信じて頑張っていきたい」と気持ちを高めた。

※■は日ヘンに斤