日本スケート連盟は24日、フィギュアスケート世界選手権(来年3月・さいたま)代表選考会を兼ねた全日本選手権最終日の演技終了後に、世界選手権の代表選手を発表した。

男子では3連覇を達成し選考基準を満たした宇野昌磨(21=トヨタ自動車)と、3位の田中刑事(24=倉敷芸術科学大大学院)、右足首故障で全日本を欠場も冬季五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)を選んだ。今季現役に復帰した2位の高橋大輔(32=関大KFSC)は辞退した。

女子は初優勝し内定していた坂本花織(18=シスメックス)、2位紀平梨花(16=関大KFSC)3位で5連覇を逃した宮原知子(20=関大)の3人が順当に入った。

代表の選考基準は次の通り。

◆世界選手権の代表選考 枠は3。1人目は全日本選手権優勝者。2人目は同選手権2、3位、GPファイナル上位2人、全日本選手権時の世界ランク上位3人のいずれかを満たした選手から総合的に選出。3人目は2人目の選考基準に該当しながらも漏れた選手と、今季の世界ランク上位3人、国際連盟の今季ベストスコア上位3人のいずれかを満たした選手の中から総合的に選出される。全日本選手権出場は必要だが、過去に世界選手権3位以内の実績がある選手がけがなどやむを得ない理由で欠場した場合、選考されることもある。