北京五輪陸上男子400メートル障害代表の為末大(30=APF)が1日、東京・渋谷区の岸記念体育会館で会見し、来季も競技を続行すると表明した。「いろいろ考えることがあったが、走りたい気持ちにはあらがえないのが、正直なところ」と心境を明かした。今季はひざやアキレスけんの痛みに苦しみ、北京五輪は1次予選敗退。競技生活の集大成として、今季限りでの引退を示唆していた。4年後の五輪についても「ロンドンを目指してやる。それまでにアキレスけんが切れたりすればあきらめるかもしれないが、決勝の舞台で走ってみたい」と話した。