アメリカンフットボールの東西大学王座決定戦、第63回甲子園ボウルは21日、改修工事中の甲子園球場に代わり、大阪市の長居陸上競技場で行われる。

 立命大は3年ぶり7度目、法大は2年ぶり15度目の出場で、いずれも6度目の大学日本一を目指す。ともにラン攻撃が主体のチームだが、守備力に勝る立命大にやや分がありそうだ。

 立命大はリーグ戦7試合で計30失点と強固な守備力を誇る。特に久司を中心としたラインのパワーは大学トップレベル。故障者がいるのは気掛かりだが、本番には間に合いそうだ。

 松森、橋本のラン攻撃には定評があり、法大守備陣にとっては手ごわい存在。ラインも強いので、QB松田のパスも効果を発揮しそうだ。

 法大は1043ヤードを走ったRB原が攻撃の軸。185センチと大柄だが、体のバランスに秀でる。原の走力を生かすためにも、多彩なトリックプレーで相手ディフェンスを惑わしたい。

 守備陣はLB影沢を中心とする攻撃的な守りで相手QBにプレッシャーをかけたい。接戦に持ち込むことで勝機は見えてくる。