男子テニスの最新世界ランキングが6日発表になり、5日閉幕のウィンブルドン選手権で2年ぶりに優勝し、4大大会で男子最多の15度目のタイトルを手にした27歳のロジャー・フェデラー(スイス)が約11カ月ぶりに1位に返り咲いた。

 フェデラーは昨年8月18日発表のランキングでラファエル・ナダル(スペイン)に明け渡すまで、史上最長の237週連続1位を記録した。6月の全仏オープン優勝で史上6人目の生涯グランドスラム(4大大会全制覇)を達成した勢いを維持し、ナダルから世界一を奪い返した。

 両ひざを痛めた影響でウィンブルドン選手権を欠場したナダルは2位となった。日本人のトップは錦織圭(ソニー)で前週から6つ上がって111位となり、前週166位の添田豪(ミキプルーン)は176位に後退した。