スキークロスの全日本チームが31日、オーストラリアとニュージーランドでの約1カ月の遠征を終えて帰国した。現地では雪上、陸上ともに練習を行い、オーストラリアでは地元の大会にも出場した。強豪カナダ代表なども出場した22、23日の同大会で、女子の福島のり子(29=ICI石井スポーツク)は5位、3位と好成績を収めた。今回の遠征最大の目的だったウインターゲームズは、悪天候のため中止となったが、福島は「滑りだけだったらカナダチームにも負けていない。課題はスタートとコース取り」と、収穫を口にした。

 また男子の滝沢弘臣(35=トーヨータイヤ)は、16日の練習中に患った左太もも裏肉離れのため、オーストラリアの地元大会を欠場したことを明かした。それでも「最初の2、3日は痛かったけど、テーピングを巻いた程度。軽度ということだったので安心していた」と、すでに痛みも消え、万全をアピールしてていた。