柔道の世界選手権に出場した日本代表が2日、オランダから成田空港着の航空機で帰国した。女子48キロ級で初優勝した福見友子(了徳寺学園職)は「世界の舞台に立てたことが収穫だった。優勝はうれしいが、また次の目標に向かっていく」と力強く話した。

 女子は初出場の3選手が金メダルを獲得。52キロ級の中村美里(三井住友海上)は北京五輪3位の雪辱を果たし「執念で戦って結果を出せた」と喜び、63キロ級の上野順恵(三井住友海上)は「プレッシャーに打ち勝った。油断せずに頑張っていく」と気を引き締めた。

 男子は複数階級になって初めて金メダルなしの惨敗に終わり、篠原信一監督は「気迫、金を取るという気持ちが欠けていた」と総括。全日本選手権覇者で100キロ級3位の穴井隆将(天理大職)は「結果を申し訳なく思う。もう1度鍛え直す」と巻き返しを誓った。