日本陸上競技連盟は8日、スーパー陸上(9月23日、川崎市等々力陸上競技場)の出場選手リストを発表した。

 8月にベルリンで開催された世界選手権男子やり投げで、日本人史上初となる銅メダルを獲得した村上幸史(29=スズキ)が凱旋出場するほか、新たに男子100メートル世界歴代2位の記録を持つタイソン・ゲイ(米国)、07年大阪世界選手権男子走り高跳びで優勝したドナルド・トマス(バハマ)、04年アテネ五輪男子400メートル障害金メダリストのフェリックス・サンチェス(ドミニカ共和国)らの出場が決まった。

 男女100メートルの日本人対決にも注目が集まる。6月の日本選手権(広島)では、予選で塚原直貴(富士通)が日本歴代4位の10秒09、江里口匡史(早大)が準決勝でこの記録を更新する10秒07で走ったが、塚原の故障で決勝での直接対決は実現せず。江里口が10秒14で初優勝を飾った。2人にとってはスーパー陸上が雌雄を決する舞台となる。

 一方女子も、日本記録を連発していた福島千里(北海道ハイテクAC)が日本選手権決勝を棄権したために、親友でありライバルでもある高橋萌木子(平成国際大)が優勝している。伸び盛りの2人だけに、こちらの対決も目が離せない。