来年2月のバンクーバー五輪代表候補が集まった、スピードスケート・ショートトラック強化合宿の公開練習が5日、長野・南牧村で行われた。約2時間の練習では、各選手とも軽快な滑りを披露。9月の全日本距離別選手権で500、1000、1500メートルと、3種目すべて制した女子エースの桜井美馬(20=早大)は「(12月の)全日本選手権は4種目になるけど、全冠を狙いたい」と力強く話し、五輪代表選考会となる両大会を完全制覇して、五輪に乗り込むつもりだ。

 合宿は3日から23日まで行われ、24日には五輪出場枠のかかる、北米での11月のW杯第3、4戦に向けてカナダ・モントリオールへ移動と、合宿続きとなる。同第1、2戦は代表から漏れたベテランの寺尾悟(34=トヨタ自動車)は「スタミナが課題だけど、いつ呼ばれてもいい状況」と、3、4戦目での代表返り咲きを視野に入れていた。