ソフトボールの全日本総合男子選手権(9月・秋田)で優勝したダイワアクト(佐賀)の主力選手、深川清一郎がドーピング検査で陽性反応を示し、アンチ・ドーピング機構(JADA)から3カ月間の資格停止処分を受けたことが21日、分かった。日本ソフトボール協会によると、国内選手のドーピング違反は男女を通じて初めて。

 同選手は内臓疾患の治療用に服用していた薬を事前に申請しておらず、検査で禁止薬物の糖質コルチコイドが検出された。資格停止は10月27日からとなり、個人成績は抹消されるが、チームの成績には影響しない。

 日本ソフトボール協会関係者は「五輪経験のある女子選手でなく男子選手で、不注意とはいえ認識不足。周知徹底したい」と話した。