国際陸連(IAAF)は21日、トラック大会の最高峰シリーズとして来季新設する「ダイヤモンドリーグ」の概要をモナコのモンテカルロで発表し、男子短距離のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が「楽しみなシーズンになる。陸上のために良いことだ」とアピールした。

 14大会を行い、開幕戦のドーハ(5月14日)や上海(5月23日)ニューヨーク(6月12日)米オレゴン州ユージン(7月3日)以外は欧州で開催。ボルトは世界記録を持つ100、200メートルで計7大会に出場し、うち3レースでタイソン・ゲイ(米国)と対決するという。「タイソンとはプロになってからずっと競ってきた。ファンも見たがるだろう」と話した。

 シリーズの賞金総額は663万ドル(約6億円)。各大会で順位に応じてポイントを加算し、種目別総合優勝者には4カラットのダイヤモンドが贈られる。