<国際千葉駅伝>◇23日◇千葉県総合スポーツセンター陸上競技場発着◇6区間42・195キロ

 国際大会唯一の男女混合駅伝で、日本は混合となった07年以来の優勝を奪還した。全6区間中2~5区の4区間で区間賞を獲得。2区以降はトップを譲らず、2位の日本学生選抜に1分49秒の差をつける圧勝だった。

 メンバーで唯一ベルリン世界選手権代表に入っていない竹沢健介(23=エスビー食品)は、社会人初駅伝で3区(10キロ)を走り、29分07秒でチームの独走に貢献。日本学生選抜で同区間を走った早大の後輩、矢沢曜との勝負にも勝ち、先輩の威厳を見せつけた。今季は学生時代からの故障が響き、夏場の世界大会に出られずに苦しんだが「今年は“経験の年”という位置付け。大学とは生活環境や練習時間が変わったりしましたが、ここを機にもう1度国際大会を目指していきたい」と復活の光を見いだした。今後は12月の東アジア競技会と、年明けの全国都道府県対抗男子駅伝を視野に入れて調整していく。